この記事では、Macでのzip化について徹底解説していきたいと思います。この記事を読み終えると、今後ずっとMacでのzip化には困らなくなります!
通常zip化
zip ファイル名.zip ファイル名
パスワードzip化
■ファイルの場合は
zip -e ファイル名.zip ファイル名
■フォルダの場合は、
zip -e -r ファイル名.zip ファイル名
zip化とは
まず、そもそもなぜファイルをzip化するのかというと、ファイルの容量を小さくしたいからです。ファイルの容量を小さくすることで、そのファイルを送るときに、スムーズに送ることができますし、相手側のダウンロードの際も容量が少ないのでスムーズに行えます。さらにzip化の際にパスワードをつけることもできますので、セキュリティ的にも良いです。
あとは、たいして使わないデータをzip化してMacのストレージ容量を節約するという使い方もあります。
ただ、デメリットもあります。zip化すると、解凍の手間が発生します。さらに解凍の仕方がわからない初心者は困ってしまいます。
あと最大のデメリットとしては、Macでzip化したファイルをWindowsで解凍するとファイル名が文字化けしたり不要なファイルが混在したりするという問題が発生してしまいます。。(解決方法をのちに解説)
なので、まず、zip化するべきかどうかというのを考えましょう。
Zip化する方法
zip化する方法としては、大きく分けて3パターンのやり方があります。
- Macの操作で行う
- アプリを使って行う
- ターミナルで行う
アプリを使うのが一番手っ取り早いしおすすめですが、アプリを入れられない状況だったりアプリを入れるのがめんどくさいとかあるので、今回は全てのやり方をご紹介します。
1. Macで一番簡単にzip化する方法
Macでzip化する方法は簡単です。
ファイルを右クリックして圧縮を選ぶだけです。
ただ、このやり方は、パスワードをつけることができませんし、Windowsパソコンに送ったときに文字化けする可能性があります。
ちなみに、zipファイルをダブルクリックで解凍できます。
2. アプリを使ってzip化する方法
アプリを使うのが一番楽です。アプリによってはWindowsへ送っても文字化けしないようになっているので、Windowsへ送ることがある人はやはりアプリでzip化するのがオススメです。
zip化するアプリは色々とあるので、この記事での解説は割愛します。
使い方に関しては以下の記事をご覧ください。
参考 【無料】Windows で文字化けしない圧縮ファイルを作成できるMacアプリ「WinArchiver Lite」iTea4.03. ターミナルでコマンドを使ってzip化する方法
アプリを使えない状況の方で、パスワードをつけたいということであれば、ターミナルを使ってzip化するしかないですね。。
パスワードなしzip化する方法
command + スペースを押してSpotlightを開いてそこにterminal
と検索してターミナル.appを開いてください。
ターミナルがひらけたら、cdコマンドでそのファイルがあるディレクトリに移動します。
cd Desktop/
今回は、デスクトップの中にあるファイルをzip化したいので、cd Desktop
と入力しています。
例えば、デスクトップの中のSampleというファイルの中にある場合だと、cd Desktop/Sample
というようになります。
以下のコマンドを打ってzip化します。今回は、Desktopの中にあるSample
というファイルをzip化します。そのためSample
のところを変更して書いてください。
zip Sample.zip Sample
基本的に、zip + ファイル名.zip + ファイル名
です。
Enterを打ってadding: ファイル名
になっていればOKです。
Finderから確認すると、zip化されたファイルが追加されているはずです。
zip error: Nothing to do! (./folder.zip)
と表示された場合、指定したファイル名の記載が間違えているのでしっかりと確認してください。大文字小文字、半角全角を揃えてください。
パスワード付きzip化する方法
次にパスワード付きzip化する方法をご紹介します。
cdコマンドまでは、上記の手順と一緒です。
ターミナルを開く
cdコマンドで、そのファイルがあるディレクトリに移動する
cd Desktop
デスクトップの中にあるimage.png
というファイルをパスワード付きでzip化したいので以下のようにコマンドを打ちます。
zip -e image.png.zip image.png
通常のzip化と異なるところは、-e
がついているかどうかです。-e
をつけることでパスワードをつけることができます。
ちなみに、フォルダの場合は、-e
の後に-r
をつけてください。
次に、設定するpasswordが聞かれます。
パスワードを打っても見えません。見えませんがちゃんと打たれているので正確にタイプしてください。
パスワードを打つとさらに確認でもう一度パスワードの入力を求められます。
こちらも同じようにパスワードを入力してください。
うまくいくと上記のようにadding: ファイル名
と結果が返ってきます。
Finderで確認すると、zip化されているはずです。
そのzipを解凍しようとすると、ちゃんとパスワードが求められます。
zipcloakを使った方法
以下のように、zipcloakコマンドを使うと、zip化したファイルにパスワードをつけることができますが、zip化する際にFinderから圧縮するだけだとうまくいきません。なのであまりこのやり方はオススメしません。ただこういうやり方もあります。
zipcloak sample.zip
まとめ
基本的に右クリックからの圧縮で事足りると思いますが、windowsやパスワード付きなどをしたい場合は、おとなしくアプリを使うのが手っ取り早そうです。
アプリを使えない現場は、ターミナルを使ってやりましょう。
参考文献