前回の講座:Part3
四則演算とは?
四則演算というのは、足し算引き算掛け算割り算の4つの計算のことです。
足し算
print(5 + 3) // 8
引き算
print(10 - 7) // 3
掛け算
掛け算は*(アスタリスク)で表現します。
print(3 * 10) // 30
割り算
割り算は/(スラッシュ)で表現します。
print(10 / 2) // 5
剰余算
割り算であまりが表示されないので、余りだけを求める式があります。こちらは、%を使います。
print(10 % 3) // 1
なぜ、このような違う記号を使うのか
なぜ、掛け算は×ではなく*を、割り算は÷ではなく、/を使うのかというと、昔のプログラミング言語には×や÷という記号がなく、*や/で代用していました。それの名残りで現在も使われています。
キャストについて
キャストというのは、型変換のことです。
以下のプログラムはエラーになります。
let a = 5 let b = 5.2 print(a + b)
なぜかというと、異なる型同士で計算をしているからです。
aはInt型、bはDouble型で、型が異なっているため計算できません。では、どうすればこの二つの値を計算することができるのかというと、キャストをすれば計算できるようになります。
以下のように書きます。
let a = 5 let b = 5.2 print(a + Int(b)) // 10
Double型のbをInt型にキャストして、計算しています。計算結果は10.2ではなく、10になります。理由としては、bが5.2ではなく、キャストされたことにより5になったからです。
では、10.2にするにはどうすれば良いのかというと、aをキャストします。
let a = 5 let b = 5.2 print(Double(a) + b) // 10.2
aをDouble型にキャストすることで、5が5.0になります。そのため、5.0 + 5.2で、答えが10.2になります。
まとめ
キャストは、プログラミングを行う上でとても重要なので、しっかりと押さえておきましょう。動画の方では、演習問題を用意してあるので、余裕があったらみてみてください。
次回の講座:Part5

